紫外線と健康の気になる疑問解消!

紫外線といえば、ギラギラとした夏の日

差しを思い浮かべる方も多いでしょう。

しかし、春先から紫外線量は徐々に増え

てくるため、この時期から対策が必要に

なります。そこで、今回は紫外線の気に

なる疑問を解消していきます。

春の紫外線と健康との関係については、

こちらでも紹介をしています。チェック

してみてください!



 
紫外線は敵?

 

日本の紫外線量は年々増加しており、紫

外線を浴びすぎると日焼けやシワ、シ

ミ、白内障、皮膚がんなど、健康にさま

ざまな悪影響を与えます。海や山のレジ

ャー時はもちろん、日頃のスキンケアの

一部として、子供の頃から紫外線対策を

しっかりと行う習慣をつけましょう。紫

外線対策というと女性が美容のためにす

るものというイメージもありますが、男

女問わず紫外線対策をすることをおすす

めします。

なお、紫外線というと悪いイメージばか

りが先行しますが、実は体にとってよい

面もあります。紫外線を浴びると、私た

ちの体内ではビタミンDが合成されま

す。ビタミンDは、腸からのカルシウム

の吸収を高める作用を持ち、骨や歯を作

るのに必要な栄養素です。そのため、環

境省でも適度に日光を浴びることを推奨

しています。日光を浴びる時間について

は、地域や季節、時間、天候、服装、皮

膚の色などによってビタミンDの合成量

は左右されるため、一律に何分と表現す

ることができないとしています。しか

し、紫外線を極端に避けたり、外出機会

が少なかったりする人は、ビタミンD

不足する可能性があります。健康維持の

ためには、適度な日光浴も必要です。

 
紫外線の少ない冬なのに雪山で日焼けす

るのは何で?

 

雪山でウィンタースポーツを楽しんでい

たら、くっきりとゴーグルの痕が残るほ

ど日焼けしてしまった…という人も多い

のではないでしょうか。雪山やゲレンデ

は雪によって反射した紫外線がさまざま

な方向から降り注ぐため、通常のおよそ

2倍近い紫外線量を浴びているといわれ

ています。さらに、標高が高くなると、

その分紫外線量も増えるため、日焼けを

しやすくなってしまうのです。これを、

一般的に「雪焼け」と呼んでいます。北

海道などでは春先まで雪山でウィンター

スポーツを楽しむことができますが、真

冬に比べて紫外線量が増えているため、

さらに注意が必要です。雪山やゲレンデ

では、日焼け止めなどを使って、しっか

り紫外線対策をしましょう。

 
紫外線の吸収を高める成分がある?

 

食べ物やアロマオイルなどには、紫外線

の吸収を高め、日光に当たると紫外線に

反応して接触性皮膚炎などを起こす光毒

性成分を含んだものがあります。例え

ば、食べものではレモンやオレンジ、グ

レープフルーツ、キウイなどに含まれる

ソラレンという成分に光毒性がありま

す。食後およそ2時間で全身に届き、紫

外線吸収率がピークになるため、これら

を食べた後はたくさんの紫外線を浴びな

いようにしましょう。

アロマオイルでは、ベルガモットやレモ

ン、オレンジ類に含まれます。ただし、

種類や抽出方法によって光毒性のないも

のもあります。紫外線を浴びる時間帯に

使用するもの、夜や自宅で使用するもの

など、使い分けると良いでしょう。

 
紫外線アレルギーがある!?

 

日光を浴びると、肌や目にかゆみや湿疹

などのアレルギー症状が出る人がいま

す。紫外線を浴びることによりアレルゲ

ンが生成されて症状が出る場合もあれ

ば、塗り薬や化粧品、飲み薬の成分など

と紫外線が反応してアレルギーを引き起

こす場合もあります。また、紫外線対策

として使用した日焼け止めのクリームな

どの成分に反応してアレルギー症状が出

てしまう人もいます。原因を特定し、ア

レルゲンとなるものを取り除くようにし

なければなりません。

 

紫外線アレルギー対策方法

 

日中のスキンケアとして、日焼け止めを

取り入れる(アレルゲンが日焼け止めの

場合は使用しない)

汗をかく場合は、日焼け止めをこまめに

塗りなおす

長袖や丈の長いボトムなどできるだけ肌

を出さないように服装の工夫をする

紫外線の強い10:00~14:00くらいの

外出を避けたり、日傘を使用したりする

紫外線アレルギーがひどい場合は、部屋

のカーテンや窓にもUV加工されている

ものを使用する

生活習慣を整えて、体調を整える